赤い布は着物の古布。艶あり、毛羽立ちあり、古布独特の味わいある布を七宝繋ぎの形に仕立てたリース。
房は扇形の金具から真っ直ぐ下へ。厚みがないので軽やかにたなびきます。
艶が強めで少し厚さのある朱の布で、艶を抑えた赤を挟んでいます。赤は魔除け、厄除けの色。良いことがありますように。
リース + 房 + 掛け紐
8.5 + 18.0 + 10.0cm
全体:36.5cm
花:絹
房、かけ紐:ポリエステル
【制作経緯】
江戸時代後期の唐草柄の旅櫛笥(たびくしげ:今で言うところの化粧ポーチと筆箱を兼ねた箱)、この唐草の中心に描かれた九枚藤の葉紋のような、七宝繋ぎのような紋の部分だけをスケッチし、リース用の木枠と合わせました。
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