秩序1:1混沌

 今日聞いた話。例えば几帳面な人と豪快な人、この両極端の人たちが会社のトップだったりすると、物事の広がりとバランスが保てて、会社が続くのだそう。これは両親にも当てはまり、それぞれが違うタイプの両親だと、子供は正解というのは一つじゃないんだと解り、では自分はどうしたいのかと、自分の頭で考えるようになるそうだ。


 ふと思ったこと。これが一人でこの状態だったりするとダブルスタンダードってことになるだろうに、両親、父と母に別れていれば大丈夫なんだ。

 子供って…というか、人というか生き物というか、そういうところを考えずに分かるのってすごいよなー。


 私は見かけは父親似だけど、自分の未来をどこかに預けてしまう感じは母譲りな気がする。父が死んだ時、母が「お父さんについて行けば大丈夫と思ってたんだけどなー」と言ったのを、何だかしっかり覚えている。もう20年も前の話なんだけど。

 時々、女性はこうあるべきという時代に、例えば江戸時代とか、そんな時代に生まれてたら私は辛かっただろうか?と考えることがあるけど、たぶん上手いこと旦那さんか世間に預けて、それはそれでお気楽に生きたんじゃないかなと想像する。


 哲学者セネカは2000年も前に生きた人なのに「現代人は時間がない」と言ったそうだから、今の私が江戸時代に生きてもさほど変わりはなかったんだろうな。

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